グラストラッカーの純正ヘッドライトには、ハロゲンバルブ(HS1)が採用されています。ハロゲンバルブは消耗品のため、長期間使用すると経年劣化によって球切れを起こすことがあります。
いざ交換しようと思っても、「HS1とH4の違いは?」「どのバルブを選べばいい?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、グラストラッカーに適合するヘッドライトバルブの種類や選び方、交換方法を写真付きで詳しく紹介します。
グラストラッカーのヘッドライトバルブが切れた症状

球切れの症状
ヘッドライトバルブには、ロービームとハイビーム(Hi/Lo)の2つのフィラメントが内蔵されています。そのため、両方が同時に切れることは稀で、多くの場合はどちらか一方だけが点灯しなくなります。
ハロゲンバルブは約3年で交換
私はこれまでに2回ハロゲンバルブを交換していますが、どちらも使用開始から約3年(走行距離:約3万km)で球切れが発生しました。
ヘッドライトバルブの寿命は使用環境や走行の頻度によって異なりますが、交換時期の一つの目安になるでしょう。
ハイビームが先に切れたケース
1回目はロービームが先に切れましたが、2回目は普段ほとんど使用していないハイビームが先に切れました。
使用頻度が少ないハイビームでも先に寿命を迎えることがあるため、「あまり使わないから大丈夫」とは言い切れないようです。
ヘッドライトバルブは比較的安価で、交換作業も難しくありません。夜間走行中に突然球切れを起こすと危険なため、使用開始から約3年、または約3万kmを目安に予防交換を検討してもよいでしょう。
一方で、ハイビーム・ロービームの両方が点灯しない場合は、必ずしもバルブが原因とは限りません。ヒューズ切れや配線の断線、カプラーの接触不良などが原因の可能性もあるため、バルブを交換する前に電装系も確認することをおすすめします。
グラストラッカーのヘッドライトバルブの種類・選び方

HS1とH4の違い
グラストラッカーの純正ヘッドライトバルブには、12V 35/35Wの「HS1」が採用されています。
一方、バイク用ヘッドライトバルブを探すと、「H4」規格の製品も多く販売されているため、「HS1とH4は何が違うの?」と迷う方も多いでしょう。
HS1とH4は形状がよく似ていますが、規格が異なります。一般的なH4ハロゲンバルブは12V 60/55Wと消費電力が大きく、口金の細かな形状にも違いがあります。そのため、純正交換用として選ぶのであれば、HS1規格のバルブを選ぶのが最も安心です。
一方、LEDバルブはハロゲンよりも消費電力が少ないため、H4規格の製品でも使用できる場合があります。ただし、すべてのH4 LEDバルブが適合するわけではありません。購入する際は、「HS1対応」や「HS1互換」と明記されている製品、またはメーカーの適合情報を確認して選びましょう。
ハロゲンとLEDはどちらがおすすめ?
ハロゲンとLEDは、それぞれにメリットがあります。
純正同等の性能でコストを抑えたい方には、HS1ハロゲンがおすすめです。価格が手頃で、そのまま交換できるため、初めてのDIYでも安心して使用できます。
一方、明るさや長寿命を重視したい方には、HS1対応のLEDがおすすめです。ハロゲンより価格は高くなりますが、消費電力が少なく、夜間の視認性向上も期待できます。
迷った場合は、「コスト重視ならハロゲン」「性能重視ならLED」を基準に選ぶとよいでしょう。
グラストラッカーのヘッドライトバルブ交換で準備したもの
今回交換したパーツ
今回使用したのは、Amazonで購入したスタンレー製のHS1ハロゲンバルブです。
純正と同じHS1規格(12V 35/35W)のため、純正同等品へ交換したい方におすすめです。価格も手頃で、迷ったらまずこのバルブを選んでおけば間違いありません。
一方、「どうせ交換するならLED化したい」という方には、PIAAのHS1対応LEDヘッドライトバルブも候補になります。
HS1規格に対応したバイク用LEDバルブのため、純正バルブからそのまま交換できます。ハロゲンよりも消費電力が少なく、純正比で明るさも向上するため、夜間走行の視認性を高めたい方におすすめです。
使用した工具
ヘッドライトバルブの交換に使用した工具は、プラスドライバーのみです。
私のグラストラッカーはプラスネジが使用されていましたが、車両や交換されているボルトによっては、六角穴付きボルトになっている場合もあります。その場合は、六角レンチを用意しましょう。
交換作業を始める前に、ヘッドライトを固定しているネジやボルトの種類を確認しておくと、スムーズに作業を進められます。
グラストラッカーのヘッドライトバルブ交換方法
ヘッドライトバルブの交換は、ヘッドライト左右のネジを外すだけなので、初めてでも比較的簡単に作業できます。
1. ヘッドライト左右のネジを外す
まずは、ヘッドライト左右にある固定ネジをプラスドライバーで外します。

2. ヘッドライトカバーを取り外す
ネジを外したら、ヘッドライトカバーを手前に引いて取り外します。

3. コネクターを外す
ヘッドライトバルブにはコネクターが接続されているため、まっすぐ引き抜いて取り外します。
コネクターを外すと、ヘッドライトカバーを本体から取り外せます。

4. ラバーカバーを取り外す
続いて、バルブを保護しているラバーカバーを取り外します。

5. バルブ固定ピンを外す
ヘッドライトバルブを固定している金属製の固定ピンを外し、古いバルブを取り出します。

6. 新しいバルブを取り付ける
新しいバルブを向きを合わせて取り付け、固定ピンでしっかり固定します。
※ガラス部分には素手で触れないように注意しましょう。
7. ラバーカバーを取り付ける
ラバーカバーを元どおりに取り付けます。
切り欠きのある部分が下側になる向きで取り付けます。ラバーカバーには「TOP」と表示されているので、向きを確認しながら取り付けましょう。

8. コネクターを接続してヘッドライトを組み付ける
コネクターを接続したら、ヘッドライトカバーを元の位置に戻し、左右のネジを締めて固定します。
9. 点灯確認をする
最後にキーをONにし、ロービーム・ハイビームの両方が正常に点灯することを確認します。
問題なく点灯すれば、ヘッドライトバルブの交換は完了です。

交換時の注意点
ヘッドライトバルブを交換する際は、必ずキーを抜いて電源をOFFにした状態で作業しましょう。
また、ヘッドライトカバーを外すと内部にホコリや汚れが溜まっていることがあります。ウエスやマイクロファイバークロスを用意しておくと、内部を軽く清掃しながら作業できるため便利です。
なお、ハロゲンバルブのガラス部分には素手で触れないよう注意してください。皮脂が付着すると、発熱によって寿命が短くなる原因になります。誤って触れてしまった場合は、アルコールなどで拭き取ってから取り付けましょう。
実際に交換してみた感想
交換作業は非常にシンプルで、作業時間は約15分程度でした。必要な工具もプラスドライバー1本だけなので、DIY初心者でも十分に交換できる内容です。
これまで2回交換していますが、どちらも約3年で球切れが発生しました。1回目はロービーム、2回目は普段あまり使用しないハイビームが先に切れたため、使用頻度だけで寿命が決まるわけではないようです。
ヘッドライトバルブは比較的安価な消耗品です。夜間走行中に突然球切れを起こすと危険なため、長距離ツーリングを予定している方や、前回の交換から3年前後経過している方は、早めの交換を検討すると安心です。
▶︎グラストラッカーのメンテナンス項目と交換目安を、走行距離別に整理しています。次に何を点検・交換すべきか確認したい場合は、こちらのまとめ記事が便利です。
まとめ
グラストラッカーの純正ヘッドライトバルブはHS1規格を採用しており、交換作業も比較的簡単です。
交換に必要な工具はプラスドライバーのみで、慣れていない方でも15分程度あれば作業できます。純正同等品へ交換する場合はHS1規格のハロゲンバルブを、LED化したい場合はHS1対応のLEDバルブを選びましょう。
ヘッドライトは安全に直結する重要な部品です。球切れに気付いてから慌てるのではなく、定期的に点灯状態を確認し、必要に応じて早めに交換することをおすすめします。
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