「最近エンジンの調子が悪いかも?」そんなときは、スパークプラグの劣化が原因かもしれません。この記事では、スズキ・グラストラッカー250のプラグ交換方法を写真付きでわかりやすく解説します。DIY整備に挑戦したい方、メンテナンス初心者にもおすすめの内容です!
スパークプラグの交換時期は?
ある日ふと思い出したのが「プラグ、いつ交換したっけ…?」。記録を遡ってみると、なんと2万キロ以上も交換していないことが判明!
一般的にバイクのスパークプラグは、3,000〜5,000kmごとの交換が推奨されています。これは流石にマズい…ということで、慌ててAmazonで注文。1本340円というコスパの良さなのに、なぜ今まで交換していなかったのか(笑)
グラストラッカー250|プラグ交換に必要なもの
交換パーツ
交換パーツ:NGK DR8EAが標準
グラストラッカー250のプラグは年式問わず、以下のNGK製品が適合します:
- 標準プラグ:NGK DR8EA(7162)
- イリジウムプラグ:NGK DR8EIX
今回はコスパ重視で、標準プラグ(DR8EA)を選びました。

日本特殊陶業(NGK) 一般プラグ (ネジ形/ターミナルなし) 1本 【7162】 DR8EA

使用工具
- プラグレンチ(18mm):車載工具に付属しているものでOK
- ドライバー:プラグレンチを回すために使用

プラグ交換の手順【写真付きで解説】
① プラグキャップを外す
手で左右に軽く回しながら引くと、プラグキャップは簡単に外せます。


② プラグを取り外す
プラグレンチを差し込み、ドライバーを使って反時計回りに回して取り外します。

左が新品の標準プラグ、右が使い古したイリジウムプラグ。イリジウムプラグは高性能だが高価。街乗り中心なら標準プラグで十分です。

③ 新しいプラグを取り付ける
プラグは手で回してエンジンのヘッドに接触するまで締め付けていきます。

締め付けトルクの目安は15〜20N•m(1.5〜2.0kgf•m)または1/2回転(180°)の回転で締め付ければOK

今回は回転角(1/2回転)で締め付けをします。途中で緩めるとトルクが狂うので、90°×2回でしっかり回す。

ガソリンタンクが邪魔で工具が入らない場合は、シートを外してタンクの固定ボルト(2箇所)を外すとタンクを少し浮かせられ、作業がスムーズになります。

④ プラグキャップを装着し、エンジン始動
プラグキャップをしっかり差し込み、エンジンが問題なくかかるか確認すれば作業完了!

プラグ交換を終えて感じたこと
交換後、エンジンのトルク感が明らかに向上したのを実感しました。これまで峠道では、ギアを落とさなければスムーズに登れず、「年式の古いバイクだから、エンジンの劣化かな」と思い込んでいたのですが、実はプラグの劣化が原因だったようです。
プラグを新しくしたことでエンジン本来の力強さがよみがえり、走行がぐっと快適になりました。
スパークプラグは安価で交換も簡単なため、バイクメンテナンスの入門として非常におすすめの作業です。愛車の調子が今ひとつと感じたら、まずはプラグの状態をチェックしてみるとよいかもしれません。
まとめ
- スパークプラグは消耗品。気づかないうちに劣化していることも多いです。
- グラストラッカー250の交換作業は30分程度、必要な工具も少なく簡単。
- 交換後の変化を実感しやすく、メンテナンスの達成感も味わえます!