北海道ツーリング:絶景と共に走るソロキャンプツーリングの旅

こんにちは、ツーリング大好きぼっちライダーのぷりんです!今回は北海道の大自然を満喫するツーリングに行ってきました。広大な道と景色、そしてキャンプ場でのリラックスした時間が詰まったルートを紹介します。北海道は、バイクでしか味わえない贅沢な景色が広がる場所。私が選んだルートは、以下の通りです。

新潟〜小樽ルートで北の大地、北海道を目指す

北海道ツーリングはフェリーの利用が不可欠です。今回選んだのは新潟〜小樽ルートになります。関東のライダーは大洗〜苫小牧の航路を利用される方が多いのではないかと思います。しかし少し遠回りとなりますが新潟〜小樽ルートには、いくつかメリットがあります。

  • 大洗〜苫小牧ルートと比較してフェリーの料金が安い。
  • 12:00発(新潟)-翌朝4:30着(小樽)のため、早朝からツーリングをスタートすることができる。
  • 新潟発は少し遠回りになるが、道中にも数々のツーリングスポットがあり、自然の景色を楽しめる。

旅に出たのは7月下旬、天気予報が定まらず、出発直前のフェリー予約となりましたが、新潟発のフェリーはまだ予約ができました。

1日目:新潟へ向けて出発

早朝4:30に出発し、ビーナスライン(長野)を抜けて新潟を目指します。

ビーナスラインを抜けて新潟へ

ビーナスラインは、長野県の美ヶ原高原、美ヶ原高原美術館から蓼科高原まで続く絶景の山岳道路です。全長約76kmにわたり、高原地帯や山頂からのパノラマビューが広がり、ツーリングに最適なスポットとして知られています

目に飛び込んでくるのは広大な高原風景と、雄大な山々。道は緩やかなカーブが続き、アップダウンも程よく、ライダーにとって走りやすいコースです。美ヶ原高原や白樺湖周辺では、晴れた日には遠くまで見渡せる絶景が広がります。特に初夏から秋にかけては、緑が美しく、風を感じながら走る楽しさは格別です。

新潟へ向かうルートは、ただの移動手段ではなく、まさに旅の一部となる壮大なツーリングコースです。

キャンプ場の定休日に遭遇

フェリーは翌日の12:00の便で予約しているため、新潟でキャンプ場探し。上越市にある「大池いこいの森」という無料キャンプ場を発見し、行ってみるとまさかの休館日。

美しい緑と水に囲まれたキャンプ場。残念でしたがいつかまた再訪したいです。
大池いこいの森

住所:〒942-0216 新潟県上越市頸城区日根津116-1(大池いこいの森ビジターセンター)

営業期間:4月~11月末まで

料金:無料 ※任意で¥1,000の協力金

TEL:025-530-3160 (大池いこいの森ビジターセンター)

にいがた観光ナビ:https://niigata-kankou.or.jp/spot/8474

快活CLUBでの一夜

キャンプの予定が狂ったものの、気を取り直して長岡の快活CLUBへ向かうことにしました。ライダーにはおなじみのこの施設は、個室でしっかり休め、シャワーも使えるので、予想外の展開にも十分対応できました。夜が深まる中、快活CLUBでゆったりと過ごし、翌日に備えてしっかり休むことができました。

2日目:新潟港〜フェリー乗船

朝市で海鮮丼を満喫

フェリーの出航まで少し時間があったので、新潟の朝市に立ち寄り、「中央食堂」で朝食を取ることにしました。ここでいただいた海鮮丼が絶品!新鮮な魚介がたっぷり乗った丼は、海の街・新潟ならではのご馳走で、朝から贅沢な気分を味わいました。

特上海鮮丼¥2100。下道で新潟まで頑張った分、ここでは贅沢をしてしまいました。
中央食堂

住所:新潟市江南区茗荷谷711 新潟市中央卸売市場内

営業時間:5:30~14:00

定休日:日曜日

フェリーでの船旅

出航時間が近づくにつれ、フェリー乗り場には続々とバイクが集結。平日にもかかわらず、同じく北海道を目指すライダーたちがたくさんいました。

船内には広々としたラウンジや展望デッキがあり、海の眺めを楽しみながらゆったり過ごせます。また、レストランやカフェも充実しており、海を見ながらの食事は格別です。さらに、大浴場で旅の疲れを癒すこともでき、一晩しっかり休んでから北海道ツーリングに備えられます。

※夜は波が高く、フェリーはかなり揺れました。船酔いするほどではなかったものの、波の荒さに寝ていても揺れを感じるほどで、さっそく船旅の洗礼を受けることになりました。(泣)

新潟フェリーターミナル

住所:〒950-0044 新潟県新潟市東区古湊町 2番20号 山の下埠頭

ウェブサイト:https://www.snf.jp

北海道ツーリング:大自然をバイクで駆け抜ける

雄大な風景が広がる北海道でのツーリング。しかし、大自然の中ではいつ何が起こるかわかりません。悪天候は旅を試練の時間に変えます。それでも、ライダーはそのすべてを楽しみながら進んでいきます。

3日目:小樽からみさき台公園キャンプ場へ

小樽の朝市食堂で海鮮丼

早朝、フェリーが小樽に到着。しかし、天気は残念ながら小雨。北海道でのツーリング初日が雨模様というのは、ライダーにとって悩ましいところです。合羽を着込み、気合を入れてスタートを切りました。

まずは、小樽の朝市に立ち寄り、海鮮丼でエネルギーを補給。新潟でも海鮮を楽しみましたが、やはり北海道の海鮮は格別です。

朝市食堂の小樽丼を注文。ちょっと贅沢しすぎました。
鱗友朝市

住所:〒047-0031 北海道小樽市色内3丁目10-15

営業時間:4時~14時

定休日:日曜日

大雨と通行止め

次に目指すのは「みさき台公園キャンプ場」。しかし、海岸沿いを走り始めると、次第に雨脚が強くなり、ついには大雨に。さらに、道中ではいくつも通行止めに遭遇し、予定していたルートを大きく変更しなければなりませんでした。滝川方面へ大幅に迂回することとなり、雨の中、予想外の遠回りに。雨と通行止めの連続で、大変な目に遭ったのは言うまでもありません。

あまりの大雨で危険を感じたため、途中雨宿りをさせていただきました。

道の駅るもいに到着するころには雨が弱まってきました。しかしやっとの思いで留萌まで来たのですが、その先も通行止めに…最終的には、200km以上迂回することになりました。

予約不要&無料キャンプ場:絶景ロケーションの初山別みさき台キャンプ場

そんな悪天候の中を走り続けましたが、午後になると雨はすっかり上がり、雲の隙間から青空が広がってきました。みさき台公園キャンプ場に到着した頃には、最高の天気に恵まれ、一気に疲れが吹き飛びました。広々としたキャンプ場で、テントを張って、ゆったりとした時間を過ごすことができました。雨中の苦労があった分、この晴天のキャンプは格別でした。

みさき台公園キャンプ場は予約不要&無料のキャンプ場です。海を一望できる絶好のロケーション。キャンプサイトはすべてフリーサイトで車両の乗り入れはできませんが、サイトのとなりに駐車場があるので、良い場所を確保できれば横付けできます。

広々としたサイトは海風が心地よく、ゆったりとした時間を過ごすのに最適で、ライダーにとっては最高の休息スポットです。

日帰り温泉は徒歩圏内にあります。1日のツーリングの疲れを癒します。
初山別みさき台公園キャンプ場

住所:北海道苫前郡初山別村豊岬

開設期間:4月下旬~10月下旬

料金:無料

予約/受付:不要

焚き火:直火不可

徒歩5分圏内のしょさんべつ温泉ホテル岬の湯にて日帰り温泉利用可能

ウェブサイト:http://www.vill.shosanbetsu.lg.jp/shosanbetsu/kankou/キャンプ場/

4日目:オロロンラインで宗谷岬へ〜白い道〜エヌサカ線を走る

オロロンライン

早朝、キャンプ場を後にして有名なオロロンラインを北上。オロロンラインは、左手に広がる日本海と右手に続く大地が美しいコントラストを描く絶景ルートです。天気にも恵まれ、ひたすら続く道がまさにバイク乗りにとっての「夢の道」でした。

宗谷岬:日本最北端の地

そして、北海道最北端の地、宗谷岬に到着。宗谷岬に立つと、日本最北端の碑があり、ここまでの達成感を強く感じました。広がる水平線を眺めながら、少し休憩。

次は宗谷岬から少し離れた絶景スポット「白い道へ。白い砂利道が続くこの道は、神秘的でどこか非現実的な景観が広がります。ここでしか味わえない、北海道ならではの道です。その後、どこまでも直線が続く絶景ロード「エヌサカ線を通り抜け、快適に走行。バイクならではの楽しさが存分に感じられるルートです。

エヌサカ線は今回の旅で1番の絶景ロードでした。

クッチャロ湖畔キャンプ場でのんびり

この日は、「クッチャロ湖畔キャンプ場」でゆったりと過ごしました。湖畔に面した静かなキャンプ場で、日常から解放されるリラックスしたひととき。湖畔に映る夕陽が美しく、自然の中で心身ともに癒されました。キャンプをしながら北海道の大自然を感じることができる、バイク旅の贅沢な時間です。

クッチャロ湖畔キャンプ場は、湖畔の売店で受付をします。400円で利用できる格安のキャンプ場ですが、ロケーションは最高です。

キャンプ場近くに温泉があるのは非常に助かります。
クッチャロ湖畔キャンプ場

住所:北海道枝幸郡浜頓別町クッチャロ湖畔

営業期間:5月~10月

TEL:01634-2-4005

徒歩圏内のはまとんべつ温泉ウイングにて日帰り温泉利用可能

5日目:網走監獄博物館と呼人浦キャンプ場

道北から道東へ向かって走り、「網走監獄博物館」を目指します。この日の天気は曇り空で時折雨がぱらつく1日でした。

網走監獄博物館へ

ここでは、かつて実際に使用されていた監獄を見学し、北海道の歴史に触れました。博物館内を歩いていると、北海道開拓時代の厳しさや、その歴史的背景に思いを馳せることができます。過酷な労働に従事していた囚人たちの物語や、当時の暮らしがリアルに再現されている展示は、他では味わえない貴重な体験です。

予約不要&無料キャンプ場:呼人浦キャンプ場

その後は「呼人浦キャンプ場」で宿泊。網走湖のほとりにあるこのキャンプ場は、夕焼けが湖に映り込み、穏やかな時間が流れます。北海道の大自然の中で過ごす夜は、疲れた体を癒してくれます。

呼人浦キャンプ場

住所:〒099-2424 北海道網走市字呼人

予約/受付:不要

料金:無料

問い合わせ:網走市観光課:0152-44-6111(内線303)

ウェブサイト:https://visit-abashiri.jp/stay/

6日目:天に続く道〜知床峠〜摩周湖〜美幌峠

この日は、人気スポット「天に続く道展望台」へ。真っ直ぐに続く道がまるで空へと伸びているかのように見え、その幻想的な光景に感動。バイクでこの道を走ると、自分が空と一体になっているような感覚を味わえます。

※網走方面からだとスタート地点の反対側から走行することになります。

その後、絶景ドライブコース「知床峠」を通り、知床半島を横断。眼下に広がるオホーツク海と山々が絶景で、どこを見ても感動する景色ばかり。ここでもバイクならではの風を感じながら、広大な北海道の自然を堪能しました。

摩周湖は「霧の摩周湖」として知られていますが、この日は天気に恵まれ、霧が晴れて湖面がクリアに見えました。青く澄んだ湖の美しさに感動し、時間を忘れて眺めていました。

美幌峠への道

美幌峠へと続く道は、ワインディングロードが広がり、ライダーにとっては爽快感あふれるルートです。展望台から見える「屈斜路湖」は、日本最大のカルデラ湖として知られ、その雄大さが際立ちます。天気が良い日には、湖面に反射する青空が美しく、周囲の山々と相まってまさに絶景。

この日は北見市まで走り、快活CLUBへピットイン。

7日目:三国峠〜ナイタイ高原牧場〜山部自然公園太陽の里

この日は、北見から三国峠を経てナイタイ高原牧場、そして最終目的地の山部自然公園太陽の里キャンプ場に向かう予定でした。しかし、天気はあいにくの雨。ライダーにとっては厳しいスタートとなりました。

三国峠:期待していた絶景が見えず

三国峠は、北海道内で一番標高の高い峠として知られ、その大自然の絶景を期待していました。しかし、この日はあたり一面が濃霧に包まれ、視界はほぼゼロ。どんなに目を凝らしても、周囲の景色が見えることはありませんでした。壮大な山並みや渓谷を楽しむはずの場所が、まるで別の世界にいるかのような残念な光景に変わってしまいました。

ナイタイ高原牧場も霧の中

次に向かったのは、広大な草原が広がる「ナイタイ高原牧場」。通常ならば、牧場からの雄大な景色や、放牧された牛たちの姿を楽しめる場所です。しかし、ここでも霧が立ち込め、視界はほぼゼロ。牧場の広がりすら感じられず、ただ霧の中を走っているような感覚でした。天気に恵まれない日が続くと、どれだけ楽しみにしていたスポットも、その魅力が半減してしまうのは悔しい限りです。

展望台に到着したものの、何も見えないので早々に切り上げ、次の目的地であるキャンプ場へ向かうことにしました。

霧の中、牧場の牛たちを少しみることができました。

山部自然公園太陽の里キャンプ場での休息

目的地である「山部自然公園太陽の里」キャンプ場に到着し、雨の中で設営。無料で利用できるこのキャンプ場は静かな自然に囲まれており、リラックスした時間を過ごすには最適な場所です。長い一日を振り返りながら、ようやく一息つくことができました。

雨と霧で楽しみにしていた絶景を満喫できなかったものの、自然の中で過ごす時間はライダーにとって貴重なリセットの瞬間。悪天候の日も含めて、ツーリングの一部として楽しむことができるのが、旅の魅力かもしれません。

雨の中の設営は、タープが役に立ちました。

山部自然公園太陽の里キャンプ場

住所:富良野市字山部西19線32

解放期間:5月1日~10月31日

料金:無料

予約/受付:予約不要。入口の受付台帳に記入。

ウェブサイト http://furano-taiyonosato.com/camp/

8日目:小樽港へ

北海道ツーリング最終日。17:00発の小樽からのフェリーまで時間があったのですが、この日の天気予報は一日中雨。時間の許す限り北海道を巡りたかったのですが、ツーリングは諦めてまっすぐ小樽港へ向かいます。

大雨の中、小樽港を目指し最後は本当に厳しい1日となりました。

午前中に小樽に到着し、最後は小樽のスーパー銭湯で雨の日を楽しみました。

まとめ:北海道の大地を駆け抜けて

今回の北海道ツーリングは、広大な自然と絶景に溢れた特別な旅でした。バイクでしか味わえない道や風景、そしてキャンプ場でのリラックスした時間が何よりも心に残ります。ぜひ、皆さんも北海道の広い空と大地を感じるツーリングを体験してみてください!次回の旅もお楽しみに!

それでは、また次のツーリングでお会いしましょう!

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