新横浜にあるラーメン博物館にバイクで行ってきました。ラーメン博物館は全国各地のご当地ラーメンが一堂に集まるフードテーマパークです。その中でも「日本一行きづらいラーメン店」として知られる北海道利尻島の「利尻らーめん味楽(みらく)」が出店しており、高級食材として名高い利尻昆布を使った出汁のスープを味わう絶好のチャンスだと思い、足を運んでみました。
この記事では、新横浜ラーメン博物館の魅力はもちろん、バイクでのアクセス方法や駐輪場所などについても詳しく紹介します。
新横浜ラーメン博物館とは
新横浜ラーメン博物館は、1994年に開業した世界初のラーメンをテーマにしたフードアミューズメントパークです。コンセプトは「全国各地のラーメンを、飛行機に乗らずに食べに行ける」。全国各地から選び抜かれたラーメン店が集結し、訪れるだけで多彩な味わいを楽しむことができます。
館内は1958年(昭和33年)の街並みを忠実に再現しており、ラーメン好きだけでなく昭和レトロな雰囲気を味わいたい人にもぴったりのスポットです。そのノスタルジックな空間は、どこか懐かしく、心温まるひとときを提供してくれます。
新横浜ラーメン博物館訪問レポート
アクセスとバイク駐輪場
新横浜ラーメン博物館は、JR新横浜駅(横浜線・東海道新幹線)から徒歩5分という好立地にあります。
車やバイクで訪れる場合、環状2号線方面からJR新横浜駅前の交差点(新横浜駅入口)を荏田・第三京浜方面へ曲がります。その後、2つ目の信号(新横浜二丁目北側)を左折し、さらに1つ目の角(目印としてコンビニがあります)を右折してください。進むと左手にフレッシュネスバーガーが見えてきますので、そのまま進むと到着です。
駐車場の案内があります。ここにはバイクを停められないため注意が必要です。
バイクの駐輪場は少し先にあり、無料で駐輪できるのが嬉しいポイントです。
搬入車両の入出庫があるので、駐輪場の白線からはみ出さないように注意が必要です。混雑している場合は、周辺の有料の駐輪場を利用しましょう。
到着から入館まで
11:00のオープンから5分後に到着。平日のため、館内はまだ人もまばらで、落ち着いた雰囲気でした。入館料は大人450円、学生は100円と、とても手頃な価格設定。また、年間フリーパスとなるデジタルパスが500円で購入可能なので、複数回訪れる予定がある方にはこちらがお得です。
ポイント: 開店直後に訪れると、ゆったりと館内を見て回ることができ、どの店舗もスムーズに利用できるためおすすめです!
入口では電子決済にも対応したチケット購入が可能で、スムーズに入館できます。入り口には各ラーメン店の待ち時間が表示されており、混雑状況を一目で確認できるのが便利。開店直後なら、ほとんどの店舗で待ち時間なしで楽しめそうでした。
館内の様子
1F ギャラリー
1階にはラーメンの歴史や文化を学べる展示エリアがあります。ここではラーメンの誕生から全国各地の特徴的なラーメンの紹介まで、幅広い情報が詰まっています。ラーメンの歴史は室町時代からと意外と古く、非常に興味深い内容で楽しめました。
1Fにはギャラリーの他にミュージアムショップやらーめん作りの体験コーナーがありました。
B1F〜B2F ラーメンと夕焼けの街
地下には、ラーメン店だけでなく、喫茶店や懐かしの駄菓子屋もあり、昭和のレトロな世界を存分に楽しむことができます。
館内は昭和33年の街並みを忠実に再現しており、その中に点在するラーメン店が、夕焼けに染まった空と相まってどこか懐かしい雰囲気を演出しています。路地裏風の装飾も細部まで作り込まれており、訪れる人々をまるで昭和の時代にタイムスリップさせてくれるような体験ができます。
利尻らーめん実食
利尻らーめん味楽(みらく)
北海道利尻島にある「利尻らーめん味楽」の本店。首都圏から訪れるには飛行機とフェリーを乗り継ぎ約8時間もかかり、さらに本店の営業時間はわずか2時間30分という、まさに「日本一行きづらいラーメン店」です。その味を新横浜ラーメン博物館で手軽に楽しめるとあれば、行かない理由はありません。
ラーメンはタッチパネル式の券売機で購入します。入館時のチケット購入ではQuicPayが使えたのに対し、ラーメンの券売機の電子決済は「iD」または「交通系ICカード」のみ対応でした。少し戸惑いながらも私はPasmoで支払いを済ませ、今回は焼き醤油らーめん(1,000円)を選びました。
店内はオープン間もなく混雑が始まっており、ラーメンの提供までは約10分ほど。利尻昆布をたっぷり使った和風スープに豚骨と鶏ガラの動物系スープを合わせ、注文ごとに中華鍋で醤油ダレを焦がして仕上げるという一杯。一品一品丁寧に作られる工程が、ラーメンの完成度を物語っています。
テーブルにラーメンが運ばれてくると、まず醤油の香ばしい香りがふわっと広がり、食欲を刺激します。
利尻昆布と動物系の出汁が凝縮した濃厚なスープは、昆布の旨味と醤油のコクが際立つ奥深い味わい。一口飲むと、止まらなくなるほどの美味しさです。
スープに負けない存在感を持つ中太の熟成ちぢれ麺は、モチモチとした食感が特徴。スープとの相性が抜群で、一緒に食べることでさらなる満足感を得られます。
チャーシュー、キクラゲ、メンマ、ネギ、海苔といったシンプルな具材がスープの風味を引き立て、全体のバランスを整えています。
利尻昆布を使用したスープが特徴の「利尻らーめん」。深い旨味と独特の風味が楽しめます。北海道らしい味わいで、ぜひ一度味わってほしい一杯です。
お店を出ると、店舗の前には長い行列ができていました。早めに来て正解でした。
横浜ラーメン六角家1944+
ラーメン博物館の魅力の一つとして、各店舗にハーフサイズのラーメンが用意されている点が挙げられます。まだ少しお腹に余裕があった私は、家系御三家として知られる「六角家」に足を運びました。本店は2017年に経営不振で閉店し、現在は存在しませんが、創業者の弟子たちによる復活プロジェクトにより、ラーメン博物館でその味が蘇りました。
今回はハーフサイズの「ミニラーメン」(680円)を注文。
家系ラーメンの特徴であるモチモチとした食感の中太ストレート麺と、濃厚な豚骨醤油スープが絶妙に絡み合い、一口ごとに満足感が広がります。ハーフサイズでも十分に楽しめるボリュームで、シンプルながらも完成度の高い一杯でした。
ラーメンを堪能しお腹も満たされたところで、館内を後にすることにしました。館内が混雑し始めたタイミングでしたが、昭和の世界観が徹底的に再現された空間を歩くと、懐かしさと「未来」への案内が交錯する独特の演出に心が癒されます。
館内を後にしたのは12時過ぎでしたが、人気店はお昼時になると特に混み合うので、時間をずらして訪れるのがおすすめです。
新横浜ラーメン博物館の基本情報
住所:〒222-0033 横浜市港北区新横浜2-14-21
電話:045-471-0503
営業時間:平日 11:00~21:00 / 休日 10:30~21:00
※ラストオーダーは閉館時間の30分前。
休館日:年末年始(12月31日・1月1日)
アクセス
電車:JR新横浜駅(横浜線、東海道新幹線)より徒歩5分 相鉄・東急新横浜線、横浜市営地下鉄 新横浜駅10番出口より徒歩1分
車:環状2号線方面よりJR新横浜駅前の交差点(新横浜駅入口)を荏田・第三京浜方面へ曲がり、さらに二つ目の信号(新横浜二丁目北側)左折。 一つ目の角(コンビニあり)を右折。(駅前より約1分)
駐車場:車・バイク駐車場有り。
ウェブサイト:https://www.raumen.co.jp
周辺のスポット
JRA ウインズ横浜
ラーメン博物館のすぐ向かいには、JRAの場外馬券場「ウインズ横浜」があります。土日に訪れる際は、ラーメンでお腹を満たした後に競馬を楽しむのもおすすめです
住所:〒231-0065神奈川県横浜市中区宮川町3-70
電話:045-231-1504
営業時間:競馬開催日 開館時刻:9時10分 発売・払戻:9時20分から17時00分
駐車場:なし
駐輪場:バイク:約160台(無料)・自転車:約160台(無料) 9時10分から17時00分
まとめ
新横浜ラーメン博物館は、昭和レトロな雰囲気を楽しみながら全国各地の名店ラーメンを味わえる、ラーメン好きにはたまらないスポットです。今回は「利尻らーめん味楽」と「横浜ラーメン六角家1944+」の2軒を堪能しましたが、どちらもそれぞれの地域や歴史を感じられる一杯で大満足でした。
また、館内の昭和33年を再現した街並みはどこか懐かしく、ラーメンだけでなく空間そのものを楽しむことができます。入場料も手頃で、何度でも足を運びたくなる魅力がありますね。
ラーメン好きの方はもちろん、昭和の雰囲気を味わいたい方にもおすすめのスポット。ぜひ一度足を運んで、ラーメン博物館でしか味わえない特別な時間を過ごしてみてください!