【保存版】キャンプツーリングのススメ|全国の格安キャンプ場で旅費を節約する方法

キャンプサイトとバイク

バイクで旅をしていると、意外とかさむのが宿泊費です。近年はインバウンド需要の影響もあり、ホテルの料金は高騰。気軽にビジネスホテルへ連泊できる時代ではなくなってきました。

そんなときにおすすめなのが「キャンプツーリング」という選択肢です。

実は日本各地には、無料や格安で利用できるキャンプ場が数多くあります。ホテルを使わずに旅を続ければ、宿泊コストを大幅に抑えることが可能です。中には予約不要のキャンプ場もあり、その日の天候や気分に合わせてルートを決める、自由気ままな旅も実現できます。

さらに、ツーリングの途中で温泉を活用すれば、疲れを翌日に持ち越さず、快適に走り続けることもできます。

とくに北海道や九州ツーリングでは、1週間以上の長期旅になることも珍しくありません。キャンプツーリングを取り入れれば、宿泊費を大幅に節約できるだけでなく、大自然の中で過ごす時間そのものも旅の醍醐味になります。

この記事では、これからキャンプツーリングを始めたい人に向けて、最低限必要な道具や便利なアイテム、そして失敗しないためのコツを紹介します。

キャンプツーリングをする際の心構え

二ツ亀キャンプ場, テントとチェア

キャンプツーリングで意識しておきたいのは、「キャンプを目的にしすぎない」ということです。あくまで旅を楽しむための宿泊手段、と考えるとバランスが取りやすくなります。

装備を充実させすぎると荷物が増え、走りにくくなったり、設営や撤収に時間がかかったりします。すると、移動距離が伸びず、思ったように旅が進まないこともあります。

もちろん、焚き火や料理を楽しむのもキャンプの醍醐味です。ただ、長く旅を続けるライダーほど、装備はシンプルになっていく傾向があります。

キャンプは「しっかり休むための時間」と割り切る。その分、温泉に立ち寄ったり、地元グルメを楽しんだりする。このくらいのバランスが、無理なく続けられるキャンプツーリングのコツです。

実際どれくらい節約できるのか?

佐多岬野営場, テントとバイク

まずは、キャンプ泊とホテル泊との比較から見てみましょう。

宿泊費の違い

宿泊スタイル1泊あたり7泊した場合
ビジネスホテル6,000〜10,000円約42,000〜70,000円
格安キャンプ場0〜1,500円0〜10,500円

単純計算でも、1週間で3〜6万円近い差が生まれます。

これが10泊、20泊と伸びれば、差はさらに拡大します。とくに北海道や九州のような長期ツーリングでは、この金額差は決して小さくありません。

もちろん、キャンプ道具を揃えるには初期投資が必要です。しかし、3〜4万円程度の装備であれば、長期ツーリングを1回行うだけで回収できる計算になります。

つまり、旅を続ければ続けるほど、キャンプ泊のコストメリットは大きくなっていきます。

浮いた予算をフェリー代に回すのか、観光に使うのか、それともご当地グルメに使うのか。選択肢が広がることこそが、キャンプツーリング最大の強みです。

実際、全国には無料〜1,000円台で利用できるキャンプ場が数多くあります。北海道や九州はもちろん、本州各地にもコストを抑えて泊まれるスポットが点在しています。

私自身が実際に利用して良かった無料・格安キャンプ場やツーリングスポットを、エリア別にまとめました。北海道や九州をはじめ、全国のキャンプ場やツーリングスポットを一覧で探すことができます。

▶ エリア別|無料・格安キャンプ場・ツーリングスポットはこちら

エリアから探す

最低限そろえておきたいキャンプ道具と費用

みさき台公園キャンプ場の夕日

基本装備と価格目安

キャンプギア金額
テント10,000円〜20,000円
寝袋5,000円〜15,000円
枕(エアーピロー)2,000円〜4,000円
マット・コット5,000円〜12,000円
ランタン2,000円〜4,000円
テーブル2,000円〜4,000円
チェア2,000円〜4,000円
ハンマー1,000円〜2,000円
合計29,000円〜65,000円

もちろん、一度にすべてを揃える必要はありません。まずは「快適に眠れる環境」を最優先に考えることが大切です。

最低限必要なキャンプ道具

テント

クッチャロ湖畔キャンプ場、テント

宿泊時の居住空間となるテントは、最も重要な装備です。ソロキャンプ用の1人用テントは軽量・コンパクトですが、空間が狭く、荷物整理や着替えがしづらいこともあります。ツーリング用途であれば、2〜3人用のやや余裕のあるサイズを選ぶのがおすすめです。

多少重くなっても、快適性を削りすぎないことが、長旅を続けるコツです。

寝袋

Naturehike寝袋

夏場は不要と思われがちですが、標高の高いキャンプ場などでは朝晩が冷え込みます。オールシーズン対応(3シーズン以上)の寝袋を1つ持っておくと安心です。

「寒くて眠れない」は旅の継続に直結します。ここは妥協しないほうが賢明です。

枕(エアーピロー)

エアピロー

意外と重要なのが枕です。エアーピローなら空気を抜けばコンパクトに収納でき、価格も手頃。睡眠の質が大きく変わるので、できれば用意しておきたいアイテムです。

マット/コット

テントの中、コットとエアピロー

地面の凹凸や冷気を遮断するための装備です。マット派とコット派(簡易ベッド)に分かれますが、快適性を重視するならコットがおすすめです。地面から距離を取ることで湿気や冷気を避けられ、寝心地が安定します。

ランタン

LEDランタン

キャンプ場の夜は想像以上に暗くなります。最低でも1つはLEDランタンを用意しておきましょう。コンパクトでUSB充電式のものが扱いやすく、ツーリング向きです。

テーブル

折りたたみテーブル

必須ではありませんが、あると食事や小物を置くのに便利です。小型の折りたたみタイプがおすすめです。

チェア

リラックス時間を確保するためのアイテムです。ただし、荷物削減を優先するなら省略も可能です。

ハンマー

ペグを打ち込むために必要です。

キャンプツーリングを成功させるコツ

ナイタイ高原とバイク

快適な睡眠環境を最優先

キャンプツーリングを続けるコツは、翌日に疲れを残さないこと。長距離の移動をしっかりとした睡眠環境で休めることが重要です。キャンプ泊を続けていると疲労は必ず蓄積されていきます。翌日に疲れを持ち越すと、集中力の低下や思わぬ事故が発生するリスクも高くなります。

おすすめは、マットではなくコットで寝る。耳栓を用意する。自分に合った枕を利用するなどをすれば、テント泊でも十分快適な睡眠環境を作ることができます。

近くの温泉を有効活用

キャンプ場の近くに温泉があることも多く、温泉であったまれば、睡眠の質も向上して、翌日もリフレッシュした状態でツーリングを続けられます。

雨対策を常に意識

ツーリングもキャンプも雨の日は、当たりたくないものです。天気予報で事前に悪天候がわかっている場合は、行き先を変更したり、ときにはツーリングやキャンプを中止して、市街地観光やホテル泊に切り替えることも、選択肢になるでしょう。柔軟なプランが組めるのもキャンプツーリングの良いところです。

連泊しすぎない

意外と重要なのが、キャンプの連泊を続けすぎないことです。3〜4泊続けたら、一度ホテルに泊まる。洗濯をする。しっかりベッドで眠る。そうした「リセット日」を入れることで、体力と気持ちの両方を立て直すことができます。無理をしないことが、結果的に長く旅を続けるコツです。

荷物を増やしすぎない

装備を充実させすぎると、積載が不安定になり、走行時のストレスも増えます。「これは本当に必要か?」と一度立ち止まること。荷物を軽く保つことは、安全にも直結します。

どんなに田舎でも、日本全国にドラッグストアやコンビニはあり、生活必需品はどこでも手に入ります。キャンプツーリングは、シンプルであるほど続けやすくなります。

成功のポイントまとめると以下の5つになります。

  • よく眠る
  • 身体を回復させる
  • 無理をしない
  • 柔軟に計画を変える
  • 荷物を増やしすぎない

キャンプツーリングが向いている人・向いていない人

屋久島、キャンプ

キャンプツーリングは、すべての人に最適な旅のスタイルというわけではありません。

向いているのは、

  • 旅費をできるだけ抑えたい人
  • 自然の中で過ごす時間が好きな人
  • 多少の不便を楽しめる人
  • スケジュールを縛られずに旅をしたい人

一方で、

  • 毎日シャワーを浴びたい人
  • 荷物を極力減らした状態でライディングを楽しみたい人
  • 設営や撤収が面倒に感じる人

こうしたタイプの人は、ホテル泊中心のほうが快適かもしれません。

また、キャンプツーリングを続けていると、マナーの悪い利用者や夜遅くまで騒ぐ人に遭遇することもあります。自然相手だけでなく、こうした予測できない要素も含めて受け入れられるかどうかも、キャンプ泊が向いているかを判断する一つの基準になるでしょう。

とはいえ、「キャンプ3泊+ホテル1泊」のようなハイブリッド型もおすすめです。すべてをキャンプにする必要はありません。自分に合ったバランスを見つけることが、長く旅を楽しむコツです。

実際に使ってよかったおすすめキャンプギア

Naturehike 軽量ソロ向けテント

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PR Naturehikeテント

私が実際に使用しているのは、Naturehikeの2人用テントです。サイズ表記は2人用ですが、ソロキャンプで使うとちょうど良い広さ。寝るスペースに加えて、荷物をテント内にしっかり置ける余裕があります。

キャンプツーリングではどうしても荷物が多くなりがちですが、テント内に余白があることで整理もしやすく、雨天時も安心して過ごせます。

設営も簡単で、時間をかけずに設営・撤収ができるところも、キャンプツーリングとの相性が良いアイテムです。グラウンドシートが付属している点もコストパフォーマンスが高く、これからキャンプツーリングを始める方にも選びやすいモデルです。

Naturehikeテントの中

DOD コット

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PR DODコット

キャンプツーリングでは、睡眠環境が旅の質を左右するといっても過言ではありません。実際、コットは「あるかないか」で翌日のコンディションが大きく変わる装備です。

私も当初は、軽量で定番のキャンプマットを使用していました。軽量で扱いやすいのですが、実際に連泊してみると、寝心地は決して快適とは言えず、翌朝に体の痛みが残ることもありました。さらに、断熱性能があるとはいえ地面と直接つながっているため、朝晩の冷えの影響も受けやすいと感じました。

その後コットに切り替えてみると、睡眠の質は大きく改善。地面から離れて寝られるため、冷気や湿気の影響を受けにくく、体への負担も軽減されました。キャンプ泊を連日続けても、疲れを翌日に持ち越しにくくなったのは大きな変化です。

マットは軽量というメリットがありますが、収納時の容積はそれほど小さくならないモデルも多く、結果的にコットへ変更しても積載スペースに極端な差は感じませんでした。

組み立てには多少コツと力が必要ですが、慣れればスムーズに設営できます。快適な睡眠を重視するなら、優先的に検討したい装備のひとつです。

芝、DODコット

FLEXTAILGEAR ZERO PILLOW エアピロー(枕)

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【PR】エアピロー

キャンプで意外と差が出るのが「枕」の有無です。寝袋やマットにこだわっても、枕が合わないだけで睡眠の質は大きく下がります。

私が愛用しているのは、FLEXTAILGEAR ZERO PILLOW。収納時は缶ほどのサイズまでコンパクトになり、荷物を圧迫しません。使用時は空気を入れるだけで、ほどよい弾力のあるエアーピローになります。

高さを2段階で調整でき、首をしっかり支えてくれる形状なので、テント泊でも快適。長旅でも首や肩に負担がかかりにくくなりました。

また、このエアピローはキャンプ以外でも重宝します。フェリーでの移動中や、快活CLUBなどのインターネットカフェを利用する際にも、空気を入れるだけですぐ使えるため、ひとつ持っておくと非常に便利です。

コンパクトで軽量、それでいて睡眠の質をしっかり底上げしてくれる。キャンプツーリングとの相性が良いアイテムのひとつです。

テントの中のエアピロー

Moldex 耳栓

【PR】遮音性の高い耳栓を使えば、睡眠の質も向上。翌日に疲れを残しにくくなります。

【PR】耳栓

キャンプ場では静かな自然の中でも、他の利用者の話し声やいびき、風の音などで眠れなくなることがあります。

そんなときに頼りになるのが耳栓です。私が使用している Moldex 6870 メテオ耳栓 は遮音性が高く、フィット感も良好。装着時の圧迫感が少なく、長時間つけていても違和感が出にくい点が気に入っています。

とくに予約不要・無料のキャンプ場は、旅人にとって利用しやすい反面、利用マナーが人それぞれという場面に遭遇することもあります。そうした環境でも、耳栓があれば睡眠への影響を最小限に抑えられます。

しっかり眠れるかどうかは、翌日のコンディションに直結します。長距離ツーリングを安全に楽しむための「保険」として、コンパクトな耳栓をひとつ持っておくのはおすすめです。

まとめ

北海道や九州のように、走る距離も滞在日数も長くなりがちなツーリングでは、キャンプ泊を取り入れることで旅の質は大きく変わります。

宿泊費を大幅に抑えられるのはもちろんですが、それ以上に価値があるのが「自然の中に身を置く体験」です。広大な景色のそばで朝を迎え、そのまま絶景ルートへ走り出す。そんな時間は、ホテル泊ではなかなか味わえません。

日本各地には、無料〜格安で利用できるキャンプ場が数多くあり、想像以上に設備が整っている場所もあります。ホテルの快適さやホスピタリティとは別の軸で、自然そのものを感じながら過ごす時間は、旅の記憶をより濃いものにしてくれます。

これは北海道や九州に限った話ではなく、本州のロングツーリングや週末の地方遠征でも同じです。キャンプという選択肢を持つだけで、旅の自由度は一気に広がります。

キャンプツーリングは、節約の手段でありながら、同時に旅を深く楽しむためのスタイルでもあります。まずは一泊から。無理のない形で取り入れてみることで、新しい旅の景色がきっと見えてくるはずです。

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