初心者必見!北海道ツーリング攻略|予算・キャンプ事情とおすすめルート

ライダーにとって一度は走りたい憧れの地、それが 北海道ツーリング です。今回は定番の最北端「宗谷岬」と、旅人ならぜひ到達したい最東端「納沙布岬」を巡り、無料・格安キャンプ場を活用しながら北海道を走り抜けた体験をもとに、初心者ライダーが気になる「費用の目安」や「旅のコツ」を解説します。

北海道ツーリングの費用目安

おすすめの時期と宿泊方法

北海道ツーリングの総費用は、旅行時期(繁忙期 or 閑散期) と 宿泊スタイル(ホテル泊 or キャンプ泊) によって大きく変わります。

特に8月のハイシーズンはフェリー代や宿泊費が高騰し、混雑も激しいため、可能であれば梅雨がなく快適な 6月  繁忙期明けで落ち着く9月 の計画がおすすめです。

また、北海道といえばやはり キャンプツーリング が魅力。

  • 北海道には数多くのキャンプ場が整備されており、無料または格安で利用可能
  • 広大な自然の中でテント泊を楽しめるのは、まさに北海道ならではの特典。
  • 宿泊費を抑えられるので、その分グルメや観光に予算を回せます。

ホテル泊も快適ですが、コストと体験のバランスを考えると、初心者にも キャンプツーリング一択 と言っていいほどおすすめです。

予算の目安

北海道ツーリングの費用を考えるうえで、まず避けて通れないのが フェリー代 です。
首都圏のライダーは「大洗港」、関西や西日本のライダーは「舞鶴港」を利用するのが定番ですが、費用は出発地によって差があります。特に大洗港は割高な傾向があり、首都圏からあえて「新潟港」を利用するライダーも増えています。私自身も新潟港を利用することで片道で約1万円の節約ができた経験があります。

おすすめの新日本海フェリー

宿泊費は「キャンプ泊」か「ホテル泊」かで大きく変わります。以下は、7日間の北海道滞在を想定したざっくりの合計費用の目安です。

宿泊方法閑散期繁忙期
キャンプ約10万円〜15万円約13万円〜18万円
ホテル約15万円〜20万円約20万円〜25万円
※ホテルはビジネスホテル利用を想定

例えばビジネスホテルに宿泊した場合、キャンプ泊に比べて約5〜7万円の追加費用がかかります。逆に言えば、キャンプ泊を取り入れることで大幅な節約が可能です。北海道のキャンプ場は温泉施設が近くにある場所も多く、温泉でしっかり疲れを癒して、キャンプ場では寝るだけのシンプルなスタイルもおすすめです。

また、キャンプとホテルを組み合わせ、しっかり休みたい日はホテルを利用するなど、体調や旅のコンディションに応じて宿泊方法を柔軟に選ぶのも、北海道ツーリングの楽しみ方のひとつです。

閑散期(9月)・キャンプ泊の場合の費用内訳(約10万円/7日間)

項目費用(10万円)
フェリー代(往復:大人1人・バイク1台(250cc)・寝台)47,000円
飲食費28,000円(1日あたり約3,000〜5,000円)
ガソリン代13,000円(走行距離目安:2,000km)
宿泊代6,000円(キャンプ5泊+快活CLUB含む)
雑費6,000円

キャンプ泊の場合、費用の大半を占めるのはフェリー代です。この部分は固定費となるため、できるだけ節約したいなら、フェリー料金が安い閑散期を狙うのが効率的です。また2泊3日などの短期ツーリングでもフェリー代は同じなので、日数を延ばしたほうが1日あたりのコストを抑えられます。

ホテル泊の場合は、ホテルのグレードや外食の回数によって総費用が大きく変動します。特に繁忙期や週末は宿泊料金が高騰し、予約も取りづらくなるため、余裕を持って追加費用を見込んでおくと安心です。

予算を見積る際のポイント

  • 出発地の違い:大洗・新潟・舞鶴など、利用する港によってフェリー代が変わる。
  • 繁忙期の割高:フェリー代や宿泊費の違いによって、合計で3〜5万円以上の差が出ることもある。
  • 宿泊方法で大差:キャンプ泊とホテル泊では、合計費用に5万円以上の差が生じる。
  • ガソリン代はほぼ固定:走行距離と燃費で決まるため、予算が立てやすい。
  • 基本は下道走行:高速道路を利用する場合は、別途追加費用を見込む必要がある。

舞鶴から小樽へ!実際に乗ったフェリー体験記はこちら⬇️

日数とルートの目安

ルートを計画する際のポイント

広大な北海道を一度のツーリングで完全に走破するのは、ほぼ不可能です。
そのため、行きたいエリアやスポットを絞ってルートを計画することが重要になります。

また、1日の走行距離を250km前後に設定すると、移動と観光のバランスが取りやすく、無理のない旅ができます。

実際に筆者が走ったルート

実際に体験した北海道1週間ツーリングルート例

  • 1日目:フェリーで北海道・小樽に21:00上陸。そのまま札幌へ移動し、快活CLUBで一夜を過ごす。
  • 2日目:絶景のオロロンラインを北上。夕日が美しい「初山別みさき台公園キャンプ場(C地点)」に宿泊。
  • 3日目:オトンルイ風力発電所を経由して稚内へ。日本最北端「宗谷岬」に到達後、浜頓別町の「クッチャロ湖畔キャンプ場(D地点)」で宿泊。
  • 4日目:オホーツク海沿いをひたすら東へ走り抜け、「国設知床野営場(E地点)」で宿泊。知床の大自然に囲まれた一夜を過ごす。
  • 5日目:知床峠を越え、野付半島を観光。日本最東端「納沙布岬」に到達後、太平洋を望む「霧多布岬キャンプ場(F地点)」に宿泊。
  • 6日目:釧路を経由して道央方面へ。途中「ナイタイ高原牧場」で絶景を堪能し、「上士幌航空公園キャンプ場(G地点)」に宿泊。
  • 7日目:札幌方面へ戻り、快活CLUBでフェリーまで時間調整。小樽観光を最後に楽しみ、深夜フェリーに乗船。

宿泊はどうする?キャンプ場事情

北海道には素晴らしいキャンプ場が数多く点在しています。私が実際に利用したキャンプ場は、無料または1泊500円程度の格安料金で利用可能でした。さらに、多くのキャンプ場の近くには温泉があり、ツーリングの疲れを癒しながら快適に旅を続けることができます。

予約不要で飛び込み利用できるキャンプ場がほとんどで、ルート変更や予定の変更にも柔軟に対応できるのが、北海道ツーリングの大きな魅力です。

また、近年はインバウンド需要によってホテルなどの宿泊費が上昇傾向にあります。その一方で、北海道のキャンプ場は今もなお無料またはワンコイン程度で利用できる場所が多いため、コストを抑えながら大自然を満喫できる点は大きなメリットといえるでしょう。

みさき台公園キャンプ場(無料)

おすすめのキャンプ場5選(ルート順)

初山別みさき台公園キャンプ場

苫小牧や小樽からオロロンラインを北上し、宗谷岬へ向かう途中に立ち寄りたいのが「みさき台公園キャンプ場」。日本海に沈む夕陽を望める絶景ロケーションが魅力で、予約不要・無料で利用できます。徒歩圏内には温泉もあり、ライダーに人気のキャンプスポットです。

クッチャロ湖畔キャンプ場

宗谷岬を訪れた後におすすめの格安キャンプ場。湖畔に面した美しい立地で、大人1人わずか400円という低価格ながら、設備は充実しています。徒歩圏内に温泉もあり、コスパ抜群で旅人から長年支持されている定番のキャンプ場です。

国設知床野営場

知床エリアで人気の格安キャンプ場。道の駅やセイコーマートが近くにあり、買い出しにも便利です。住宅街に隣接しており熊対策も万全なので、安心して利用できます。キャンプ場内の展望台からは知床の夕陽を一望できるのも大きな魅力。徒歩圏内には温泉もあり、快適に滞在できます。

霧多布岬キャンプ場

道東エリアで無料で利用できるおすすめキャンプ場。近くに温泉施設があり、納沙布岬など観光スポットへのアクセスも良好です。コストを抑えつつ、雄大な北海道の自然を体感できる拠点として最適です。

上士幌航空公園キャンプ場

大人1泊500円・予約不要で利用できる、広々としたサイトが魅力のキャンプ場。炊事場やトイレなど基本設備も整っており、ツーリングや車旅の中継地にぴったりです。近隣には日本一広い公共牧場「ナイタイ高原牧場」など観光スポットも点在しており、観光とあわせて楽しめます。

持ち物と装備

北海道でのキャンプツーリングや長距離ツーリングでは、積載方法と装備の工夫が快適さを左右します。特に北海道は天候が変わりやすく、予報が当てにならないことも多いため、突然の雨に対応できる準備が必要です。

積載アイテムの基本

キャンプ道具や日用品は、防水仕様のバッグやケースを使うのがおすすめです。北海道では、晴れていたと思ったら急な雨に見舞われることも珍しくありません。そのため、雨具を着る余裕がない場面でも荷物を守れるよう、最初から防水対策をしておくと安心です。

積載の具体例やおすすめアイテムについては、関連記事で詳しく紹介しています。

雨対策の考え方

ライディングジャケットやグローブは、防水性能の高いものを選ぶのが理想ですが、「濡れることを前提に考える」のも一つの方法です。実際、私はクイックドライ素材のジャケットとパンツを使用しており、雨に濡れてもすぐ乾くため、快適に走れています。

北海道の気まぐれな天気に完璧に対応するのは難しいため、「防水+速乾アイテムで備える」というスタイルが現実的でおすすめです。

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見逃せない絶景スポット

道北エリア

北海道ツーリングの定番といえば、やはり日本最北端・宗谷岬です。最北端到達の達成感は格別で、その前後には「オトンルイ風力発電所」や「白い道」、さらには北海道随一の直線道路として知られるエサヌカ線など、ライダー必見の絶景ルートが集中しています。
「北海道ツーリングのハイライトは道北にある」と言っても過言ではありません。もし初めての北海道ツーリングで滞在期間が短い場合は、宗谷岬を中心にルートを組むのがおすすめです。

道東エリア

北海道に1週間以上滞在できる場合は、道東まで足を延ばすのも魅力的です。特に知床や最東端・納沙布岬を目指すルートは、旅人なら一度は走ってみたい特別なスポットです。
ただし注意点として、道東は距離がとにかく長いこと。例えば根室から札幌までは400km以上あり、下道で移動する場合は1日では厳しいです。そのため、滞在期間が短い場合は無理して道東を目指さず、道北や道央のスポットを効率よく巡る方が満足度の高いツーリングになるかもしれません。

実際に走った感想(体験談)

今回が2回目の北海道ツーリングでしたが、やはり宗谷岬を目指す道は何度走っても心を奪われます。幸い天候にも恵まれ、果てしなく続く絶景ロードは深く記憶に残りました。知床や野付半島、納沙布岬といった道東エリアも印象的で、手つかずの自然や野生動物との出会い、そして北方領土を間近に感じられる独特の緊張感まで体験できました。

一方で、毎日移動とキャンプを繰り返していると、後半には少しマンネリ感や疲れが出てきたのも事実です。走り続けるだけでなく、都市観光を挟んだり、あえて一日バイクを休ませて滞在を楽しむ日を入れるのもアリだと感じました。その方が旅全体のバランスが取れて、最後まで新鮮な気持ちで楽しめると思います。

特にきつかったのは「宗谷岬から知床までの移動」と「根室から札幌までの長距離移動」。道のスケールが大きすぎる北海道では、どうしても後半は景観にも慣れてしまい、ただ距離と時間との戦いになる場面があります。

それでも、そうした大変さも含めて北海道ツーリングの魅力のひとつ。苦労した分だけ達成感が増し、「次はどんなルートで走ろうか」と次回へのワクワクに変わります。今回の旅も「また必ず北海道に来たい」と心から思える体験でした。

猿払村道エサヌカ線

まとめ

北海道ツーリングは、宗谷岬や知床、野付半島といった絶景をめぐり、どこまでも続く道を走る特別な体験です。道北や道東の雄大な自然、そして長距離移動の大変ささえも、そのすべてがツーリングの魅力となります。

7日間の旅なら、目安はキャンプ泊で10〜18万円、ホテル泊で15〜25万円ほど。フェリー代・ガソリン代・食費を含め、あらかじめ予算を立てておくと安心です。初心者は1日の走行距離を250km前後に抑え、観光や休息を組み込むと無理なく楽しめます。

キャンプ場は無料や格安で利用できる場所も多く、予約不要の場合もあります。荷物は防水と軽量化を意識し、天候の急変に備えて準備しておきましょう。

苦労も感動も含めて「また必ず来たい」と思わせてくれるのが北海道ツーリングの醍醐味。費用・ルート・装備をしっかり計画し、自分だけの北海道ツーリングを組み立ててみてください。

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