グラストラッカー250は、シンプルな構造と扱いやすさから、「自分でメンテナンスやカスタムを楽しめるバイク」として今も高い人気があります。
一方で、中古車が中心となっている今、「どんな整備が必要?」「初心者でもできる?」「どこから手を付ければいい?」と悩む人が多いのも事実です。
この記事では、実際にグラストラッカーに乗りながら自分で行ってきたメンテナンスやカスタムを、すべてまとめて紹介します。エンジンオイル交換やバッテリー交換といった基本整備から、タイヤ・ブレーキ・サスペンション交換、さらにツーリングやキャンプ仕様のカスタムまで網羅しています。
これからグラストラッカーを購入する人も、すでに乗っている人も、このページをブックマークしておけば、整備やカスタムで迷わなくなる。そんな「グラストラッカーのメンテナンス&カスタム」総まとめになっています。
グラストラッカー250はメンテナンスしやすいバイク

グラストラッカー250が「メンテナンスしやすいバイク」と言われる理由は、構造がとてもシンプルだからです。空冷・単気筒エンジンを採用しており、最新の電子制御が多用されたバイクと比べると、整備ポイントが分かりやすく、作業の難易度も低めです。
実際にエンジンオイル交換やプラグ交換、バッテリー交換といった基本的なメンテナンスであれば、最低限の工具と少しの知識があれば自宅でも十分対応可能です。初めてDIY整備に挑戦する人にとって、グラストラッカーはとても良い教材になります。
また、パーツ点数が少ないため、
- 作業手順がシンプル
- 部品代が比較的安い
- トラブル時の原因を特定しやすい
といったメリットもあります。中古車でも維持費を抑えやすく、「乗りながら少しずつ直していく」楽しさを味わえるのが特徴です。
さらに、グラストラッカーはカスタムベースとしての自由度が高いのも魅力です。純正状態でも扱いやすい一方で、サスペンションやタイヤ、シートなどを交換するだけで、乗り味や見た目を自分好みに変えることができます。
このあと紹介する各メンテナンス・カスタムは、実際に筆者が自分で作業してきた内容をもとに解説しています。難易度や注意点も正直に書いているので、「これは自分でできそう」「ここはショップに任せよう」と判断する参考にしてもらえればと思います。
まず知っておきたい基本情報

グラストラッカー250はシンプルで扱いやすい一方で、年式や仕様による違いを把握していないと、「思っていたのと違った」「後から余計な出費が増えてしまった」といったケースも少なくありません。
下記の記事では、グラストラッカーのスペックや年式ごとの違い、タイプ別の特徴について詳しく解説しています。購入前後の参考として、あわせてチェックしてみてください。
グラストラッカーの基本メンテナンス

バイクを安全に、そして長く乗り続けるためには、日頃のメンテナンスが欠かせません。グラストラッカーは構造がシンプルなバイクのため、基本的なメンテナンスをきちんと行っていれば、大きなトラブルなく乗り続けることができます。なお、各部品の交換目安は走行状況や乗り方によって異なるため、距離だけに頼らず、実際の状態を点検したうえで判断することをおすすめします。
オイル交換(交換目安:〜5,000km)
エンジンオイル交換は、バイクメンテナンスの基本中の基本です。作業難易度も低く、初心者でも比較的チャレンジしやすいメンテナンスといえます。
下記の記事では、オイル交換に必要な部品や工具、作業時の注意点をわかりやすく解説しています。
バッテリー交換(交換目安:2年〜3年)
グラストラッカーのバッテリーは、年式によってサイズや種類が異なる点に注意が必要です。特にキックスターターが装備されていないモデルでは、バッテリー上がりがそのまま走行不能につながるケースもあります。
こちらの記事では、グラストラッカーに適合するバッテリーや年式ごとの違いについて詳しく解説しています。
スパークプラグ交換(交換目安:〜10,000km)
スパークプラグ交換も、初心者でも取り組みやすいメンテナンスのひとつです。部品代が安い割に効果を体感しやすく、古いプラグを使い続けている場合は、交換後のエンジンフィーリングの変化を感じやすいのも特徴です。
下記の記事では、グラストラッカーのプラグ交換手順を、初心者向けに解説しています。
タイヤ交換(交換目安:〜20,000km)
タイヤ交換は、他の基本メンテナンスと比べると作業の難易度はやや高めですが、必要な部品と工具をそろえておけば、初心者でも決して不可能な作業ではありません。特に、グラストラッカーに長く乗り続ける予定であれば、自分でタイヤ交換ができるようになることで、メンテナンスコストを大きく抑えることができます。
下記の記事では、グラストラッカーに適合するタイヤの一覧表と、実際の交換手順をわかりやすく解説しています。
ブレーキパッド交換(交換目安:〜15,000km)
ブレーキパッド交換は、必要な部品と工具がそろっていれば、作業自体はそれほど難しくありません。ただし、ブレーキは安全に直結する重要なパーツのため、作業ミスが重大な事故につながる可能性があります。そのため、作業手順をしっかり確認し、少しでも不安がある場合は無理をせず、バイクショップに依頼する判断も大切です。
下記の記事では、グラストラッカーのブレーキパッド交換方法と、作業時の注意点について詳しく解説しています。
ブレーキフルード交換(交換目安:〜15,000km)
ブレーキフルード交換は頻繁に行うメンテナンスではありませんが、ブレーキパッド交換のタイミングにあわせて実施するのがおすすめです。ブレーキフルードは吸湿性があるため、長期間交換せずにいると、制動力の低下やブレーキタッチの悪化につながることがあります。
必要なアイテム(DIYで行う場合)
ブレーキフルード交換を自分で行う場合は、フルードとエア抜き用の工具を用意しておきましょう。
【PR】Castrol(カストロール) ブレーキフルード Brake Fluid DOT4 500ml

【PR】アクティブ(ACTIVE) エア抜キポンプ (チューブ付) 14600001

エアクリーナー交換(交換目安:〜20,000km)
エアクリーナーは、エンジンが吸い込む空気に含まれるホコリやゴミを取り除く重要なパーツです。長期間交換せずに使用していると、吸気効率が低下し、燃費の悪化やエンジンの調子が悪くなる原因になります。
エアクリーナー交換は、部品代が安く、作業が簡単なため、初心者にもおすすめできるメンテナンスです。「いつ交換したか分からない」という場合は、早めに交換しておくと安心です。
【PR】バイクパーツセンター(Bike Parts Center) エアクリーナーエレメント SUZUKI NJ47A/NJ4BA/NJ4DA グラストラッカー/ビッグボーイ 80-84

チェーン・スプロケット交換(交換目安:〜30,000km)
グラストラッカーのチェーンとスプロケットの交換時期は、正直なところ判断が難しいポイントです。一般的に言われる交換目安の走行距離を迎えても、実際にはそれほど消耗していないケースが多いと感じています。
その理由として考えられるのは、グラストラッカーはエンジン出力が控えめで、チェーンやスプロケットへの負荷が比較的低いこと。また、走り方や日常的なメンテナンスの影響も大きく、定期的な注油やチェーン調整を行っていれば、長く使える傾向があります。
無理に走行距離だけで判断せず、
- チェーンの伸び
- スプロケットの歯先の摩耗
- 異音や引っかかり
といった実際の状態を見ながら交換時期を判断するのがおすすめです。
ブレーキシュー(交換目安:〜100,000km)
ブレーキシューは、「交換不要」というわけではありませんが、フロントのブレーキパッドと比べると、交換時期まで摩耗するケースはかなり少ないと考えてよいでしょう。
実際に筆者は、タイヤ交換のタイミングでブレーキシューを点検・交換しましたが、5万km以上走行しているにもかかわらず、ほとんど消耗していませんでした。
そのため、ブレーキシューについては、
- 異音が出ていないか
- 制動力に違和感がないか
といった点を確認しつつ、タイヤ交換時などのタイミングで点検する程度で十分です。
上級者向けのメンテナンス
ここで紹介するメンテナンスは、知識や経験があれば個人で作業することも可能です。ただし、作業難易度や必要工具、失敗時のリスクを考えると、コストとリスクが見合わないケースも多く、基本的にはバイクショップに依頼することをおすすめします。
「どこまで自分でやるか」「どこからプロに任せるか」その判断材料として、参考にしてもらえればと思います。
キャブレター・インジェクションのオーバーホール

グラストラッカーには、キャブレターモデルとインジェクションモデルがあります。よほど保管状態が悪かったり、エアクリーナーが正しく取り付けられていなかった場合を除き、通常使用で分解清掃(オーバーホール)まで必要になるケースは多くありません。
特にキャブレターモデルは、
- 分解清掃後の組み付け
- 燃調やアイドリングの再セッティング
といった作業が必要になるため、初心者にはハードルが高いメンテナンスです。
分解せずにできるメンテナンス方法
そこでおすすめなのが、ガソリン添加剤を使ったメンテナンスです。分解清掃を行わなくても、ガソリンに添加するだけで、燃料系統の汚れを洗浄することができます。
中でもSurLuster(シュアラスター)のガソリン添加剤は、
- コスパが良い
- 定期的なメンテナンスに使いやすい
- エンジン内部の洗浄効果も期待できる
といった点から、日常メンテナンスに取り入れやすいアイテムです。

ステムベアリングの交換

ステムベアリングは、ハンドリングに直結する重要な部品です。
前輪を浮かせた状態で、
- ハンドルにガタつきがある
- 切れ角付近で引っかかりを感じる
といった症状がある場合は、交換を検討したいポイントです。
ただし、ステムベアリングの交換は、
- 作業難易度が高い
- 専用工具が必要
- 作業ミスがハンドリングに大きく影響する
といった理由から、DIYにはかなりハードルの高いメンテナンスです。
実際に筆者も自分でステムベアリング交換を行いましたが、「この作業はショップに依頼したほうが安心だった」と感じました。
交換後はハンドル操作が明らかにスムーズになり、効果の高いメンテナンスであることは間違いありません。その一方で、コストと労力を考えると、無理にDIYで行う必要はない作業ともいえます。
どうしても自分で行う場合
どうしてもDIYで行いたい場合は、ベアリングの圧入工具などの専用工具が必須になります。事前に十分な情報収集を行い、慎重に作業するようにしましょう。
【PR】YFFSFDC ベアリングレース 圧入工具 10点セット 39.5~81mm アルミ製 自動車用ホイールベアリング シールセット 自動車 バイク用取り付けキット 収納ケース付き 携帯便利

フロントフォークオーバーホール

フロントフォークのオーバーホールは、走行性能と安全性に直結する上級者向けメンテナンスです。長年メンテナンスされていない場合、フォークオイルの劣化やシール類の消耗により、ブレーキング時の沈み込みが大きくなったり、オイル漏れが発生したりします。
オイル交換・オーバーホールの目安
フロントフォークは外から状態が分かりにくいため、つい後回しになりがちですが、走行距離2〜3万km以上、または年数が経過している車両では、オーバーホールを検討したいポイントです。
特に中古で購入した場合は、一度も手が入っていないケースも多いため、足回りリフレッシュとして効果の高いメンテナンスになります。
DIYは可能だが、基本はショップ推奨
フロントフォークのオーバーホールは、作業自体は可能ですが、
- 分解・組み立て工程が多い
- フォークオイル量や油面管理がシビア
- シール打ち込みなど専用工具が必要
といった理由から、初心者には難易度が高く、失敗時のリスクも大きい作業です。
実際に作業を行うには、フォークオイル、オイルシール、ダストシール、専用工具などが必要になり、工具を一からそろえると、ショップに依頼するのと大きく変わらないコストになることもあります。
そのため、基本的にはバイクショップに依頼することをおすすめします。
日常メンテナンスまとめ
ここで紹介する日常メンテナンスは、特別な知識がなくても取り組みやすく、効果を実感しやすい作業ばかりです。定期的に行うことで、バイクの寿命を延ばすだけでなく、トラブル予防や走行フィーリングの維持にもつながります。
チェーン清掃・注油(目安:〜1,000km毎)
チェーン清掃・注油は、もっとも手軽で効果の高いメンテナンスのひとつです。とくに雨天走行のあとや、長距離ツーリング後に注油しておくと、サビ防止やチェーン寿命の延長につながります。
作業は「清掃 → 注油」の順で行うのが基本です。
【PR】D.I.D(大同工業)バイク用チェーン用品 チェーンルーブ&クリーナーセット 二輪 オートバイ用

また、チェーン清掃・注油の際には、リアタイヤを浮かせられるメンテナンススタンドがあると作業性が大幅に向上します。
【PR】デイトナ(Daytona) バイク用 メンテナンススタンド リア用 有効長255~370mm イージーリフトアップスタンド 97411

タイヤの空気圧チェック(目安:月1回)
意外と見落としがちなのが、タイヤの空気圧管理です。空気圧が低い状態で走行すると、
- 燃費の悪化
- ハンドリングの不安定化
- 最悪の場合、パンクの原因
といったトラブルにつながる可能性があります。
また、季節の変わり目など気温差が大きい時期は、空気圧が変化しやすいため特に注意が必要です。
自宅で空気圧管理したい人におすすめ
一般的にはガソリンスタンドで空気圧チェックを行いますが、「ノズルが合わずに空気を入れられなかった」という経験がある方も多いのではないでしょうか。
そんなときに便利なのが、バイクにも対応した電動空気入れです。
【PR】自転車 空気入れ 電動 電動空気入れ バイク 車 用 コードレス 6000mAh 大容量バッテリー 仏/英/米式バルブ対応 自動停止 低騒音 エアポンプ

自宅で手軽に空気圧管理ができるため、日常メンテナンスのハードルを大きく下げてくれるアイテムです。
【快適性アップ】グラストラッカーのカスタム例
グラストラッカーは、比較的手軽にカスタムを楽しめるバイクです。マフラー交換や定番のフロントスプロケット変更をはじめ、シートやスクリーンなど、大きな費用をかけなくても快適性を向上させるカスタムができます。
「見た目を少し変えたい」「乗り心地を良くしたい」といった方は、下記の記事で紹介しているカスタム例を参考にしてみてください。
【旅仕様】キャンプツーリングカスタム
「グラストラッカーで長距離ツーリングやキャンプツーリングはできるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
実際に筆者は、グラストラッカーで北海道ツーリングや九州ツーリングをキャンプ泊で走破しています。工夫次第で、グラストラッカーは十分に旅仕様としても活躍してくれるバイクです。
下記の記事では、キャンプツーリングに役立つ積載アイテムや便利グッズを中心に紹介しています。旅用途でのカスタムを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ|日常メンテナンスでグラストラッカーはもっと楽しくなる
グラストラッカーは構造がシンプルで、日常メンテナンスをきちんと行えば長く快適に乗り続けられるバイクです。チェーン清掃・注油や空気圧チェックといった基本的な作業を習慣化するだけでも、走行フィーリングや安全性は大きく変わります。
さらに慣れてきたら、ブレーキ周りの点検やオイル交換など、少し踏み込んだメンテナンスに挑戦することで、愛車への理解も一段と深まります。すべてを一度にやる必要はなく、「できるところから少しずつ」が大切です。
メンテナンスは決して特別な作業ではなく、バイクの状態を把握するための大切な時間でもあります。今回紹介した内容を参考に、無理のない範囲で日常的なメンテナンスを取り入れてみてください。継続することで、グラストラッカーをより安心して、長く楽しめるはずです。











