グラストラッカー250のブレーキパッド交換方法と注意点【DIYメンテナンス】

グラストラッカー250のブレーキパッドが交換時期を迎えたので、先日九州ツーリングを終えた後に交換することにしました。グラストラッカーはシングルディスクブレーキを採用しており、必要な工具さえ揃えれば、交換作業自体は比較的簡単です。

工具を揃える初期投資は必要ですが、一度用意してしまえば、部品代と工賃を節約できるのが魅力。また、自分で整備すると、バイクへの愛着もさらに深まります。この記事では、ブレーキパッド交換作業の流れ、注意点などを詳しくご紹介します。ただし、整備は安全が最優先です。この記事を参考にされる際は、必ず自己責任でお願いしますね!

ブレーキパッド交換時期について

一般的に、ブレーキパッドの交換タイミングは厚みが2mm以下になったときと言われています。ただし、使用環境や乗り方によって摩耗のスピードは異なるため、定期的なチェックが重要です。

今回交換を決めた理由は、目視でパッドの残量が薄くなってきたこと、そして前回の交換から走行距離が約2万キロに近づいていたこと。このまま使い続けると性能が低下する可能性があるため、早めの交換を決断しました。

用意するもの

ブレーキパッド交換にあたって、必要な交換パーツ・工具・メンテナンスアイテムを紹介します。

交換パーツ|ブレーキパッド

ブレーキパッドはデイトナの赤パッドを選びました。グラストラッカー250は街乗りやツーリングがメインになることが多く、制動力重視のレーシング寄りパッドよりも、ディスクへの攻撃性が低く、扱いやすさとコントロール性に優れたパッドのほうが相性が良いと感じています。

この赤パッドは、

  • 初期制動が穏やかでコントロールしやすい
  • それでいて必要な制動力はしっかり確保できる
  • 雨天や街乗りでも扱いやすい

といった特徴があり、初めて自分でブレーキパッドを交換する人にも向いている印象です。

価格は定価だとやや高めですが、私が購入したときは Amazonで約2,800円 と、実店舗表示(約4,400円)よりかなり安く手に入りました。

「まずは失敗しにくいパッドを使いたい」「純正からの交換で迷いたくない」という方なら、無難で安心できる選択肢だと思います。

▼ 今回使用したブレーキパッドはこちら

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工具

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※「キャリパーピストン取り外しツール」と「キャリパーピストン戻しツール」は今回は使用していませんが、あると作業が楽になり、将来的にキャリパーのオーバーホールまで対応できるようになります。

メンテナンスアイテム

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※キャリパー内部の清掃には、ゴム部品に対応したパーツクリーナーを使用するのが基本です。今回はゴムへの影響を考慮し、チェーンクリーナーで代用しました。

手順詳細

手順1: ブレーキキャリパーの取り外し

ブレーキキャリパーを固定している2本の六角ボルトをソケットレンチ(14mm)を使って取り外します。

ハンドルが長いソケットレンチを使えば、力を入れずに簡単に取り外すことができます。

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少しずつ引っ張りながら、ディスクからキャリパーを取り外します。

ブレーキダストが付着してかなり汚れています。

手順2: 古いパッドの取り外し

ラジオペンチを使用して、ピンからクリップを外します。

ブレーキパッドを留めているピンを引き抜きます。

ブレーキパッドを無事取り外すことができました。

手順3: キャリパーの清掃

ナイロンブラシで汚れやブレーキダストを落とします。

ピストンが汚れているため、この状態でピストンを押し込むとオイルシールに傷がつく可能性があります。押し込まないように注意してください。

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マイナスドライバーとラジオペンチを使って、スプリングパッドを外します。

キャリパーに古いブレーキパッドを挟み込み、ブレーキレバーを握ってピストンを押し出します。

何も挟まずに押し出すと、ピストンが外れてブレーキフルードが漏れ出す恐れがあるので、注意してください。

パーツクリーナーでキャリパーを清掃します。

パーツクリーナーはダストシールやオイルシールを劣化させる恐れがあるため、ゴム劣化防止対応のパーツクリーナーの使用をおすすめします。今回は、チェーン用のクリーナーで代用しました。

耐水ペーパー(#1000)でピストンの汚れと錆を落とします。

錆を完全に落とすことはできませんでしたが、段差がほぼなくなったので、このまま使用することにしました。次回パッド交換の際には、ピストンの交換も検討したいと思います。

手順4: 新しいパッドの取り付け

シリコングリスをピストンに塗布します。

シリコングリスは耐熱性が高く、オイルシールやダストシール類の硬化や劣化を防ぐ役割があります。

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本来であれば、キャリパーピストン脱着ツールでピストンを回してオイルを塗布しますが、ツールを持っていなかったため、ペーパーにオイルを塗布し、ピストンに巻き付けながら塗布しました。

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ピストンを押し込み、スプリングパッドを取り付けます。

ヤスリを使ってブレーキパッドの面取りをします。

尖ったパッドのエッジがブレーキディスクに過度な負荷をかけ、傷つける場合があります。面取りでエッジを滑らかにすることで、ディスクを保護できます。

ブレーキパッドの鳴き防止のため、ブレーキパッドのピストンやキャリパーの接触面にブレーキパッドグリスを塗布します。

高温になりやすいブレーキ部品の特性を考慮して作られており、数百度に達する熱でも性能を維持します。
ブレーキパッドとキャリパーの接触部分に塗布することで、パッドの微振動を抑え、鳴きを軽減します。

ブレーキパッドを組み込みます。ピンを指して最後クリップを差し込むのを忘れずに。

ピストンが固着して戻らない場合は、ピストン戻しツールを利用して下さい。

最後に、ピストンが戻らないトラブルが発生しましたが、今回は力技(パッド面にマイナスドライバーを差し込んで無理やり押し込む)で対応しました。※非推奨

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手順5: ブレーキキャリパーの取り付け

ブレーキキャリパーをディスクに取り付け、ボルトを締めます。トルクレンチで規定トルク39N•mに設定し、しっかりと締め付けます。

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ブレーキレバーを数回握り、パッドがディスクに密着するのを確認します。

以上で作業完了です。

  • 交換後はブレーキの効きが十分に安定するまで、慎重に運転を行ってください。
  • ブレーキフルードの交換やエア抜きも定期的に行い、ブレーキの効き具合を常にチェックしましょう。

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グラストラッカーのメンテナンス項目と交換目安を、走行距離別に整理しています。次に何を点検・交換すべきか確認したい場合は、こちらのまとめ記事が便利です。

まとめ

グラストラッカー250のブレーキパッド交換は、必要な工具さえあれば初心者でも挑戦できる作業です。最初は少し不安かもしれませんが、慣れてしまえば自分でメンテナンスできる楽しさを実感できます。特に、部品代と工賃を節約できる点がDIY整備の大きな魅力です。」

交換のタイミングは、パッドの残量を定期的に確認し、2mm以下になったら早めに交換することが推奨されます。目視で残量が薄くなり、走行距離が増えてきた場合は、次の交換時期を見逃さないようにしましょう。」

今回の作業を通じて得た知識や経験は、次回以降の作業にも活かせます。初めての整備に挑戦した方でも、工具を揃えてコツを覚えれば、どんどん自信がついてきます。安全第一で作業を進め、バイクライフをより楽しんでいきましょう!

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