九州ツーリングの王道スポットといえば阿蘇。その絶景とツーリングに最適な道路環境から、まさに「ライダーの聖地」として多くのライダーを惹きつけています。
特に、大分県の由布岳エリアと熊本県の阿蘇エリアをつなぐ「やまなみハイウェイ」は、九州屈指の絶景ロード。標高差による変化に富んだ景色や、火山地形ならではのダイナミックな風景は、他では味わえない「走る楽しさ」が詰まっています。
ただ、阿蘇エリアには見どころが点在しており、「どこをどう回ればいいのか迷う」という声もよく聞きます。
そこで本記事では、九州ツーリング屈指の人気スポット「阿蘇」を幾度となく走破してきた筆者が、実体験をもとに厳選したモデルルートを解説します。やまなみハイウェイを軸に、ミルクロードや阿蘇パノラマラインなどの絶景ロードを効率よく巡るための完全ガイドです。
阿蘇ツーリングが人気の理由とは?
阿蘇ツーリングが多くのライダーに支持される理由は、走る楽しさと景色の良さを同時に味わえる環境が揃っている点にあります。
① 絶景ロードが連続する高原エリア

阿蘇エリアには、やまなみハイウェイをはじめ、ミルクロードや阿蘇パノラマラインなど、走っているだけで気持ちの良い高原ロードが点在しています。視界が一気に開ける瞬間が多く、「バイクで走るために作られた道」と感じるライダーも少なくありません。
② 信号が少なく、初心者でも走りやすい

阿蘇周辺は市街地が少なく、信号や渋滞がほとんどありません。交通量も比較的落ち着いているため、ツーリング初心者やロングツーリングに不慣れな方でも、無理なく自分のペースで走行できます。
③ 季節ごとに表情が変わるダイナミックな景色

春から夏にかけての青々とした草原、秋のススキ野原、朝夕に発生する雲海や霧など、阿蘇は季節や時間帯によってまったく違う表情を見せてくれます。何度走っても飽きない点も、リピーターが多い理由のひとつです。
④ 観光・温泉・グルメも一緒に楽しめる

ツーリングの合間に立ち寄れる展望台や温泉、地元グルメが充実しているのも阿蘇の魅力です。走るだけで終わらず、「走る+立ち寄る+泊まる」まで含めて満足度の高いツーリングが楽しめます。
初心者にもわかりやすい!モデルルートと立ち寄りスポットを紹介
本記事では、初心者でも走りやすい阿蘇ツーリングのモデルルートとして、大分県別府市からスタートするコースを紹介します。熊本方面からスタートする場合でも逆順に見ればOKです。各スポットの見どころやアクセス情報、休憩のしやすさ、撮影スポットとしての魅力まで解説しますので、阿蘇ツーリングが初めての方にもぴったりの内容です。
また、記事の最後では以下の情報も紹介しています。
- 屋根付き駐輪場のある宿泊施設
- 熊本県内の無料キャンプ場情報
- 阿蘇ツーリング中に立ち寄りたいおすすめグルメ
ぜひ最後までチェックしてみてください。
阿蘇ツーリング モデルコース紹介【1日で満喫】
出発地点は別府市の「やまなみハイウェイ」、終着地点は南阿蘇にある人気ルート「グリーンロード南阿蘇(通称:ケニーロード)」。コース全長は約150kmで、休憩や観光を挟みながら半日〜1日でゆったりと巡れるツーリングルートです。

このルートでは、以下のような九州の名道を網羅できます:
- やまなみハイウェイ(由布岳〜長者原〜ミルクロード)
- ミルクロード(阿蘇北外輪山を走る絶景ルート)
- 阿蘇パノラマライン(阿蘇市街〜草千里ヶ浜〜中岳火口)
- ケニーロード(南阿蘇の山岳ワインディング)
絶景・グルメ・火山まで、阿蘇の魅力をまるごと味わえるルートとなっています。
由布岳登山口

- 登山しなくても由布岳の全景が楽しめる
- 朝のツーリングスタート地点に最適
- 写真を撮るだけでも満足度が高い
登山をしなくても、登山口周辺から雄大な由布岳の姿を間近に感じられるスポットです。朝の澄んだ空気の中で由布岳を眺めると、これから始まるツーリングへの期待感が一気に高まります。バイクを停めて写真を撮るだけでも十分に楽しめるため、気軽に立ち寄れる絶景ポイントとして人気です。
【由布岳登山口までのルート】

由布シルキーロード

- 由布岳を正面に望める絶景フォトスポット
- 朝夕は光の入り方が美しい撮影向きポイント
- 登山口近くの側道にあるため見逃し注意
由布岳を正面に望む開けた景色が広がり、思わずバイクを停めたくなるスポットです。朝日や夕暮れ時には空と山が美しく染まり、シャッターを切る手が止まらなくなります。道幅の細い側道にあるため、気づかず通り過ぎてしまわないよう注意しましょう。
【由布シルキーロードまでのルート】
由布シルキーロードについてはこちらの記事をご覧ください⬇️


狭霧台(さぎりだい)

- 由布岳と湯布院の町並みを一望できる展望台
- 条件が合えば朝霧の幻想的な風景に出会える
- 自動販売機があり休憩ポイントとしても立ち寄りやすい
狭霧台は、やまなみハイウェイ沿いにある人気の展望スポット。由布岳と湯布院の街を同時に見渡せるロケーションは、初めて訪れる人にも分かりやすい絶景ポイントです。
【狭霧台までのルート】
さらに、狭霧台から下る道は「やまなみハイウェイ」のハイライト区間。景色を存分に楽しむため、アクションカメラを使う方は忘れずにセットしておきましょう。上りと下りでは見える景色が異なるため、往復して両方の風景を楽しむのもおすすめです

長者原(ちょうじゃばる)

- くじゅう連山と草原が広がる、開放感抜群の景色
- 季節ごとに表情が変わり、写真映えする定番スポット
- 「長者原」の道標前は記念撮影の人気ポイント
くじゅう連山のふもとに広がる自然豊かな草原地帯で、特に湿原と山並みのコントラストが美しい人気スポット。季節ごとに異なる表情を見せ、SNSでも多くのバイク写真が投稿されています。特に有名なのが、「長者原」の道標前での記念撮影ポイント。撮影のために一時停車する車やバイクが多いため、安全に配慮しつつ、長居は避けてスムーズに移動するようにしましょう。
【長者原までのルート】

ミルクロード

- 阿蘇北部を縦断する、開放感抜群の高原ロード
- 牧草地が続く景色の中を、気持ちよく走れる快走ルート
- 信号がほとんどなく、初心者でも走りやすい王道ツーリングルート
阿蘇北部を縦断する絶景の高原ロード。道の両側には広大な牧草地が広がり、まるで絵画のような風景の中を駆け抜けることができます。信号がほとんどなく、走行の流れがスムーズなので、ストレスフリーで風を感じながら走れる王道ツーリングルートとして人気です。長者原(やまなみハイウェイ)から大観峰へ向かう途中でミルクロード(県道45号)に合流します。
【ミルクロード経由 – 大観峰までのルート】

大観峰(だいかんぼう)

- 阿蘇五岳とカルデラを一望できる、阿蘇随一の絶景展望台
- 標高約936mからの圧倒的なスケール感は必見
- 駐車場・売店・トイレ完備で休憩しやすい
阿蘇ツーリングで絶対に外せない絶景スポット。標高936mの展望台からは、阿蘇五岳や外輪山、広大なカルデラ地形を一望することができます。そのスケール感には誰もが圧倒されるはず。駐車場、売店、トイレが完備されており、休憩や記念撮影にも最適な立ち寄りポイントです。


大観峰のあとは阿蘇市街地に立ち寄ろう
大観峰の展望台から眼下に広がるのは、阿蘇カルデラの中に位置する阿蘇市街地。この後に向かう草千里ヶ浜までの途中に位置しているため、食事・給油・観光にちょうどいい立ち寄りスポットが揃っています。
阿蘇パノラマライン

- 阿蘇山の火山景観を間近で体感できる絶景ロード
- 市街地から火口付近までを結ぶダイナミックなルート
- 起伏に富んだ道で「走る楽しさ」を実感できる名道
阿蘇山の自然美をダイレクトに体感できる絶景ロード。阿蘇市街地から火口付近までを結ぶこの道は、火山ならではの迫力ある景観とダイナミックな起伏が魅力です。耳をすませば風の音とともに、火山の息吹すら感じられる、ライダー憧れのツーリングコース。一度は走っておきたい名道です。
【阿蘇パノラマライン経由 – 草千里ヶ浜までのルート】

草千里ヶ浜

- 阿蘇火山と草原が織りなす、阿蘇屈指の定番ビュースポット
- 運が良ければ放牧された馬に出会える、牧歌的な風景
- レストハウス併設で、観光・ランチ休憩にも便利
阿蘇の火山を背景に、広大な草原が広がる人気のビュースポット。放牧された馬たちがのんびりと草を食む牧歌的な風景は、訪れるたびに心癒されます。乗馬体験やレストハウスも併設されており、ランチ休憩や観光に最適。また、季節や天候によってさまざまな表情を見せてくれるのも魅力です。
草千里ヶ浜についてはこちらの記事をご覧ください⬇️



※放牧中の馬にはむやみに近づかず、安全距離を保って見守りましょう。
阿蘇山上広場

- 阿蘇火口観光の拠点となるターミナルエリア
- 駐車場・売店・トイレ完備で休憩しやすい
- 火山活動状況に応じた事前情報チェックが必須
阿蘇火口の見学拠点として便利なターミナルエリア。駐車場、売店、トイレが整備されており、ツーリング途中の休憩や情報収集にも最適です。ただし、天候や火山ガスの影響によっては火口周辺への立ち入り規制が発生する場合があります。事前に「阿蘇火山火口規制情報」を確認しておきましょう。
阿蘇山中岳火口についてはこちらの記事をご覧ください⬇️



もし時間に余裕があれば、次のケニーロードへ向かう前に立ち寄りスポットとして「白川水源」がおすすめです。
グリーンロード南阿蘇(ケニーロード)

- 南阿蘇を代表する絶景の山岳ワインディングロード
- アップダウンとカーブが続く、走り応えのあるルート
- 阿蘇ツーリングの締めにふさわしい名道
南阿蘇を代表する絶景の山岳ワインディングロード。ライダーの間では「ケニーロード」の愛称で親しまれ、豊かな自然に包まれたアップダウンとカーブの連続が続く、走り応えのある名道です。風景を楽しみながらもテクニカルなライディングができることから、初心者からベテランまで幅広く人気の高いルートです。阿蘇ツーリングの締めくくりにふさわしいスポットとして、ぜひ体験しておきたい道です。
【グリーンロード南阿蘇(ケニーロード)までのルート】


初心者が阿蘇ツーリングで注意したいポイント
阿蘇ツーリングは絶景ロードが続く一方で、初心者ライダーにはいくつか注意したいポイントがあります。
①天候の変化に注意
阿蘇は標高が高く、天気が急に変わりやすい地域です。晴れの日のツーリングは最高ですが、雨や霧の日は視界が悪く、景色の魅力も半減してしまいます。特にやまなみハイウェイや阿蘇の峠道は、濡れた路面で滑りやすくなることもあるため、天気予報を確認し、晴れの日を狙って走ることが大切です。
九州ツーリングは、ある程度フレキシブルな日程で臨むのがおすすめです。雨の日や天候が不安定な日は、熊本や別府市街地で観光や休憩を楽しみ、晴れの日に阿蘇を走る計画を立てると効率的です。
② 安全対策と備え
万が一の事故やトラブルに備えて、ロードサービス付きのバイク保険に加入しておくと安心です。ツーリング中のトラブルや故障に対応してくれるプランを選ぶと、初めての阿蘇でも心強い味方になります。
👉【PR】◇保険のインズウェブ◇⇒“なんと最大7社から選べる!!バイク保険徹底比較サイト”また、防寒インナーやレインウェアなどの装備も、天候急変時の安全性と快適性を高めるポイントです。特に阿蘇の朝晩は冷え込むことが多いため、軽量で携帯しやすい防寒・雨具があると安心です。
特におすすめなのが、[TAICHI] RSタイチのRS バイク用レインウェア 上下セット RSR048。防水・撥水性に優れたDRYMASTER素材を採用しており、雨の日でも快適に走行できます。軽量でコンパクトに収納できるので、急な雨でも携帯しやすいのが嬉しいポイントです。
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③ 冬季(12月〜2月)の路面凍結・積雪に注意
九州というと雪のイメージは少ないかもしれませんが、阿蘇は例外です。12月〜2月にかけては、標高の高いエリアを中心に路面凍結や積雪が発生することがあり、バイクツーリングには不向きな時期となります。
特に早朝や日陰ではブラックアイスバーンが発生しやすく、見た目では判断できない危険な路面状況になることも。冬季に阿蘇を走る場合は、無理にバイクで向かわず、公共交通や車を選択するのが安全です。
ベストシーズンは春〜秋(4月〜11月)。この時期に計画することで、阿蘇ならではの絶景と快走ルートを存分に楽しむことができます。
屋根付き駐輪場で安心!ライダー歓迎のおすすめ宿泊施設
ツーリング旅において、天候の急変は避けられないリスク。だからこそ、屋根付き駐輪場がある宿泊施設を選ぶことで、安心してバイクを停めることができます。雨風から愛車を守れるのはもちろん、濡れた装備の乾燥や翌朝の出発準備もスムーズに。
特に雨の日は無理にツーリングを続けず、別府や熊本の市街地にあるライダー向けの宿に泊まって観光を楽しむという選択も賢い方法です。阿蘇ツーリングは、できれば晴天の日にスケジュールを合わせるのがおすすめ。絶景ロードの魅力を100%堪能するためにも、天気予報を確認しながら柔軟に旅程を組みましょう。
熊本エリアで利用できる無料キャンプ場
阿蘇エリアから少し離れますが実は九州には、無料で利用できるキャンプ場が多く存在します。「無料だから不便なのでは?」と思うかもしれませんが、きちんと整備・管理されている施設も多く、初心者でも安心して利用可能です。
近年ホテルや旅館の料金が高騰している中で、無料キャンプ場を活用すれば旅費を大幅に節約することができます。浮いたお金は、温泉や地元グルメを楽しむ贅沢に回すのも◎。自然を満喫できるキャンプは、ツーリングとの相性も抜群です。
無料キャンプ場を快適に使うための装備選び
無料キャンプ場は設備がシンプルな分、テント選びが快適さを左右する重要なポイントになります。
特にバイクツーリングでは、
- 軽量でコンパクトに収納できる
- 設営が簡単で時間がかからない
- 風や雨に強い
といった条件を満たすテントが理想です。
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2人用ながら軽量・コンパクトで、バイク積載との相性も良好。自立式テントのため設営が簡単で、キャンプ初心者でも扱いやすいのが特徴です。耐水圧も高く、突然の雨にも対応できるため、天候が変わりやすい九州ツーリングでも安心して使用できます。
「無料キャンプ場 × 軽量テント」の組み合わせは、コストを抑えつつ、自由度の高いツーリング旅を楽しみたいライダーにぴったりのスタイルです。
熊本で食べたい!おすすめのラーメン
熊本に来たなら絶対に立ち寄りたい人気ラーメン店が、富喜製麺研究所。阿蘇の清らかな伏流水を使用した自家製の平打ち麺が特長で、地元の食材を活かした一杯は絶品。ライダーにも人気のスポットで、ツーリング中のランチにもぴったりです。
まとめ:天気・食・宿泊を押さえて、阿蘇ツーリングをさらに快適に!
阿蘇ツーリングを満喫するには、天候を見極めた計画・快適な宿泊・そしてご当地グルメがポイント。屋根付き駐輪場のある宿や、コストを抑えられるキャンプ場を活用して、天候に左右されず快適な旅を楽しみましょう。
美しい絶景ロードと阿蘇の自然を堪能できるルートに加えて、休憩スポットや食事処をおさえることで、さらに充実したツーリングになること間違いなしです!




















